GCFAに一度落ちたけど不死鳥のように復活して合格した話

こんにちは。はなくとです。

8月にGIAC Cirtified Forensic Analyst (GCFA) に合格することができました。
合格するまでの苦闘の日々を記録として残しておきます。もしこれからGCFAを受けようと思っている方の参考になれば・・・

1.SANSの研修に興味を持つ

2018年にCISSPを取得して依頼、まじめに勉強していないことに気づきました。
そこで、今の仕事に役立ちそうな研修でも受けようと探していたところ、SANSが提供している”Advanced Incident Response, Threat Hunting, and Digital Forensics”が仕事との関わりも深くよさげだと思い、受講することに。研修受講するならついでに資格もとっちゃえ!ということで上記研修に対応する資格であるGCFA取得を目指すことになりました。

ちなみにCISSPとGIAC系の資格の違いは、範囲の広さと専門性の深さだと思います。CISSPは広く浅いイメージで、GIACは、狭く深い感じ。特定分野のエキスパートを目指すならGIACです。

CISSPの勉強の記録はこちら
https://hanakutoman.com/cissp-exam-2/

2.研修いくぜ!(行けなかった)の巻

研修を受講することを決め、会社にお金も出してもらう段取りがついたのが2020年2月末。そうです。巷ではコロナが流行ってきたころです。当初は東京で研修を受講する予定でしたが、同研修はオンラインでも提供されていることを知り、申し込み直前にオンラインで受講することにしました。

久しぶりの東京だし、友人に会おうとも思っていたのですが目論見は崩れさりました。申し込みから1週間程度(忘れた)でテキストと実習で使うデータが入っているUSBメモリが届きました。

3月中旬から5月ぐらいまでの間、土日に時間を作り、ちびちびと受講し続けました。オンラインで受講する場合、講師は言語をしゃべります。何言ってるか分かりません。と、なりかけたのですが、字幕表示機能があり、そのおかげで何とかなりました。
オンラインのいいところは、

何度も動画を見れる。
有効期間4か月

です。分からなければ何度も聞けばいいのはいいところかなと思います。また、私のように休日に受講する人にとっては有効期間が長い点もいいことだと思います。

3.受験日を決める!そして焦る!の巻

そんなこんなで5月末には一通りのテキストを読み終え、1ヶ月ぐらい放置していた6月28日(日)の朝、「そろそろ受験日決めるか~」と思い、申し込みページを開くと受験期限がなんと7月14日(だったかな)になっている。2週間しかない。やばい。

事情を書くと、SANSの研修には受験費用が含まれるコースと含まれないコースがあります。私は最初に受験費用含まれてないコースで申し込み、6月頭に受験費用含むよう追加してもらったのです。ここで重大な勘違いをしており、6月に申し込んだから受験期限は10月だぜ!と勝手に思い込んでました。

いくら何でも2週間で合格は厳しい。早速、事務局に「延長できたりしない?」と聞いてみました。返事は「$399払ってくれたら45日延長できるよ」というもの。まぁ、そうですよね。規定通りの回答でした。

延長は2~3日前でもできるので、とにかくぎりぎりまで勉強し、仕上がり具合を見て判断することに。

4.勉強の記録を書いていくの巻

GIACを受験するまでにどの書籍をどれくらい勉強したかを書いてみたいと思います。

4.1 勉強時間を書いていくの巻(1回目)

GIAC受験までの大体の勉強時間は下記の通りです。2週間で102時間。かなりの詰め込みでした。例によって教材が英語だったのでGoogle翻訳、そして我が英語能力(TOEIC800点程度)を駆使して勉強しました。

平日4.5時間×11日=49.5時間102時間
休日10.5時間×5日=52.5時間

4.2 勉強の記録を書いていくの巻(1回目)

具体的な勉強内容と期間を書いていきます。
使った教材は、研修用のテキストと付属していたPractice Test(2回分)をひたすらやりました。2週間で3回よみました。GIACはオープンブックポリシーがあり、紙の資料なら持ち込み可能です。短期間で詰め込むので、頭の整理のために持ち込み用のメモを作りました。すきま時間に復習するときに役立ちました。
また、テキストには付箋をつけておくといいです。持ち込みOKとは言え、限られた試験時間の中で、どこに何が書かれているか探している暇はありません。

・1週目:テキスト1回目読む。持ち込み用メモ作る。
      Practice Test(1回目)。58点!(合格ライン72点)
・2週目:テキスト2回目読む。Practice Test(2回目)。65点まで持ち直し。
      Practice Testに出てきた箇所を中心に付箋張り
      Practice Test(1回目,2回目)を再度。さすがに90点近く。
      受験期限を延長せずにごり押しすることに。
・受験日:テキスト3回目読む。  

5.受験、そして落ちる。の巻

いや、まぁそのままです。ぎりぎりまで勉強して少しは自信もついたのですが、実際問題を解き終わって結果を見ると「残念!70点だよ」(覚えていない)
受験の後、放心状態で奥さんと予約していた鯛めし食べ放題の店に行きました。ずっとぼけ~っとしてた気がしますw
ただ、自分をほめてあげたいのは、注文後、食後に分からなかった問題をメモしておいたことです。よく心が折れなかった。そして家に帰ってからはもう一度テキストを読み返しながら、分からなかった問題の復習をしました。

俺たちの戦争はまだ終わらない。

6.不死鳥、でもそんなにすんなりいかないよ、の巻

1回目の受験が終わった後、しばらく遊んでました。しかし資格取得をあきらめたわけではありません。「2回目の受験やめようかな」と奥さんに言ったところ、「全部無駄になるから受けよ」とのありがたいお言葉。受験費用は2回とも自腹だったので家計に負担をかけることになるのですが、背中を押してもらいました。

2回目の受験は30日経過しないとできません。30日後といえば丁度お盆休みだったので、「平日に受けれるぜ!」と思ってました。2回目の受験費用を払い、予約をしようと思ったのですが、「〇日まで待ってね」と表示され予約もできず。気持ちを切り替えてまた勉強の日々。1回目受験と同量の時間やったと思います。最後の方はさすがに飽きてきましたがw

受験予定日1週間前。2回目の請求書に謎の項目があったので、事務局に問い合わせをすると「間違いだから返金する」との返事。やったぜ!(別に得はしていない)

受験予定日3日前。30日経過したので、予約しようとしたところ、購入したはずの再受験チケットが消えてました。「〇日まで待ってね」も表示されず。「こいつはやべぇ」と思ってサポートに連絡したら、前述した返金処理がきっかけでチケットが消えたようです。詳細は知りませんが、「復旧したよ!」の連絡がきた時点でお盆休みも終わり、やむを得ず次週の土曜日に予約をとりました。うまくいかないときはこんなもんですね。

7.合格の巻

2回目の受験。同じ場所、同じ時間で。違うのは結果だけ。
最後の問題を解き終わって表示されたのは「72点。合格」(覚えてない)。結構自信はあったのですが、ぎりぎりでしたw

8.最後にの巻

2週間という短期間で結果を出すために、早朝5時半から勉強をしました。この数年、朝の時間を有効活用したいと思いながら眠くて全くできなかったのですが、人間追い込まれるとやるもんです。結果は出なくとも、収穫はありました。在宅勤務で出社の必要がなくなり、通勤時間が無くなったことも大きかった。
これからも、この良い流れを切らずに朝の時間を有効活用していきます。
最後に受験に失敗しても励ましてくれた奥様に感謝。明日はBBQ行ってきます。
おしまい。
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