こんにちは。いつも独学で勉強しているはなくとです。
今回は、4年近く前の話で恐縮ですが、IPAが主催する「プロジェクトマネージャ試験」に合格したときの話を書いていきます。
ここで書く勉強方法は、プロジェクトマネージャ試験だけでなく他の試験にも応用できます。
あまり記事にするつもりはなかったのですが、試験関係のアクセス数が一番人気なので、需要があるかも、と思い書いてみました(セキュリティ関連の資格を先に書けよw)。
内容は「1ヶ月の独学でネットワークスペシャリスト試験に合格した話」と被る部分が多いので、この記事をみたことある方はある程度すっ飛ばしで読んで頂ければと思います。
1.プロジェクトマネージャ受験を決意するの巻
当時の状況をさらっと書くと、
・セキュリティ製品の提案案件(大規模)を担当。
・受注した場合、プロジェクトマネージャに近い立ち位置で参画することになりそう。
・そんな大規模案件からは5年以上遠ざかっていた。プロジェクトとは何か。もう忘れた。
という訳で、自分の身を守るためにも、プロジェクトマネージャ業務を理解しておく必要がありました。そして、どうせ勉強するならプロジェクトマネージャ試験受けたれ!となった次第です。
2.IPA試験における勉強方針の巻
資格試験を受験する前に、先人達の経験や勉強方法を調査するのがはなくとスタイル。が、IPAの資格の場合はある程度方針は固まっています。
1つ目は、勉強時間の配分は、午後 >>>>>>>>>> 午前 にすべきです。よくある不合格パターンは、午前の勉強(用語)に時間をかけすぎて午後の勉強に時間がまわらない(よし、午後は次回頑張ろう!)、といったものです。
はなくとも昔はこのパターンでした。が、勉強方法を変えたところ、下記の試験に何れも1か月の勉強で一発合格しています(ITストラテジスト以外w)。
・応用情報技術者試験(2011年秋)
・情報セキュリティスペシャリスト(2015年秋)
・プロジェクトマネージャ試験(2016年春)
・ネットワークスペシャリスト試験(2016年秋)
・情報セキュリティマネジメント試験(2017年秋)
※2017年春はCISSPの勉強に集中したため、未受験
2つ目は、過去問を中心に勉強すべし、です。試験の傾向や問題の特性、必要とされる知識レベルを測るには過去問がもってこいです。出版社が独自に作成した問題集とか販売されていますが、1か月の間にそれをやる余裕はございません。
■余談
先述したとおり、2015年から立て続けに資格を取得しています。元々は資格取得に興味はありませんでした。資格とったところで仕事にあんまり関係ないし~と思っていました。
だがしかし、2014年に就職活動をしていたときに面接で資格の話をする面接官が一定数いたこともあり、考えが変わりました。転職する場合、資格には一定の効果があると!(資格を取得すると報奨金が出るとかいう話もありますがw)余談です。
2.1 午前/午後の勉強方針の巻
ここでは、午前/午後試験の勉強方法について書いてみます。
①午前1、2
・過去問しかやらぬ
スマホアプリに、午前2の過去問題5~10年分(無料)があるので適当にチョイス。
※前年に「情報セキュリティスペシャリスト」に合格していたため、午前1は免除。
午前1の過去問があるか分かりませんが、多分有る。
・通勤時間にしかやらぬ
片道30分の電車の中でポチポチやります。
・2週間前からしかやらぬ
あまり早く始めても忘れるだけ。片道30分の間に最低1年分は終わります。
2週間の過ごし方は、
①最初の1週間(5日間)で10年分完了。
②残り1週間1週間で、間違えたところ復習+2回目。
※2回目はあっという間に終わると思うので3回ぐらいは回せます。
③最後に試験会場までの移動時間で、間違えたところ復習。
通勤時間は各々違うと思いますので、いつから開始するかは適宜調整してください。
②午後1、午後2
・過去問を解く
午後1、2を解くと自分のレベルと本当に必要な知識レベルが分かります。
特に午後2は論文を書く必要があり、書き方が分かっていないと間違いなく落ちます。
はなくとのお薦めは下記の本です。
三好本と呼ばれており、論文の書き方を懇切丁寧に説明しています。
はなくとはこの1冊だけ購入しました(2020/11/29 最新版に修正)。
・1か月前から勉強始める。平日3時間、休日6時間ぐらい(うろ覚え)
平日朝1時間、夜2時間、休日は朝2時間、昼4時間のサイクルで勉強していました。
3.勉強の記録を書いていくの巻
ここでは試験日までいつ何を勉強したか書いていきたいと思います。
試験日までの勉強時間は大体、下記のとおりです。何と120時間勉強してます。
3月 (19日開始) | 平日 | 朝:1時間×8日=8時間 | 54時間 |
休日 | 6時間×5日=30時間 | ||
4月 (16日終了) | 平日 | 朝:1時間×11日=11時間 夜:2時間×11日=22時間 通勤:1時間×11日=11時間 | 68時間 |
休日 | 6時間×5日=24時間 |
時間の使い方としては、大まかには下記の通りです。
平日は、朝早く来て会社で勉強し、休日は公民館等の自習部屋で勉強するのがミソです。
家にいるとどうしてもゲームとかしてしまいますし。当時は「信長の野望 創造pk版」をやってました(古いw)。
■平日
朝 :午後1過去問を3問中2問解き、答え合わせ。
夜 :朝に解いた問題の残り1問を解く。三好本を読む(午後1)。
通勤:午前の過去問(4月から開始)
■休日
朝:午後1過去問を1年分解ききり、答え合わせ
昼:三好本読む(午後2)。論文準備。
過去問は10年分解くつもりで頑張ります。どうしても無理なら新しいものを中心にしましょう。はなくとは8年ぐらいで力尽きた気がします。また、午後2の論文は一度でもいいので時間を測って解いてみた方がよいです。面倒だったら模範解答の論文を書き写すだけでもいいと思います(私はこっちでしたw)。
午後2の論文に関しては三好本に書かれていることを忠実に守ってネタを用意しました。
5.当日の持ち物を書いていくの巻
試験当日は下記を持っていきました。
①ブラックサンダー1個
IPAの資格試験にはいつもこれを持ち込んでます。午後Ⅱの前に食べます。
②スマホ
電車の中で午前の過去問を勉強するために持っていきました。
6.最後にの巻
試験が終わった直後は、論文の出来が不安だったのですが、何とか合格することができました。残念ながら大型案件は失注してしまい、はなくとがプロジェクトマネージャとなる日が来ることはなかったのですが、学んだ知識はその後の業務に役に立っています。
最後に、いつも資格試験の勉強前には合格した方のブログを読んで勉強方法や書籍を参考にさせて頂いています。そして何より、自分もやれる!という勇気をもらっています。
この記事も、これからプロジェクトマネージャ試験を受験する方のお役に立てればと思います。乱文失礼しました。
おしまい。