こんにちは。スマホゲームに人生をハッキングされそうなはなくとです。
今回は、興味深い表現を見つけたので紹介したいと思います。
まずは下記をご覧ください。
【お願い 1/3】ニュージーランド、及びスリランカのテロ事件を受けてお願いします。事件発生時のSNSでの情報拡散は、攻撃者にとって狙い通りの恐怖と悪名の拡散であり、みなさんの感情がハッキングされていることになります。拡散しないようにしましょう。続
— 内閣サイバー(注意・警戒情報) (@nisc_forecast) 2019年4月25日
上記は、スリランカのテロに対して内閣サイバーセキュリティセンターがツイートしたものです(事件で被害に遭われた方にはお見舞い申し上げます)。
この文章中に「感情のハッキング」という表現がありました。
NISCの表現を借りて説明すると、
・事件の拡散は、事件の恐怖と実行者の悪名を世界することとなり、
結果として攻撃者の思い通りになる。
・偽情報により、国、宗教、思想、人種を分断し、攻撃しあうように
仕向けられ、偽情報発信者の思い通りになる。
ということのようです。
これを見てお気づきかと思いますが、何か新しいことを言っている訳では無く、人類の歴史上、多々あったであろうことを「感情のハッキング」と呼んだようです。
人間の脳の仕組みに基づいて考えてみたいと思います。人間の脳は、何らかの「入力」をもとに「演算」を行い「出力」します。
ここでは感情を「出力」に位置付けており、「出力」である「感情」をハッキングするには「入力」と「演算」をうまくコントロールすることで可能になると思います。
今回の事例で言うと、「入力」として恐怖、悪名、偽情報によって、結果として攻撃者の思い通りの感情が広まったということになります。
図を見て気づいたのですが、「演算」の部分にあたる、個人の主義、主張、思想等を教育によってコントロールすることも、広い意味で感情のハッキングにつながるような気がします。
あれ?どこの国でもやってるような?
もやもやしますが、おしまい。