【書評】野村メモ

こんにちは。最近、メモをとった後に読み返したら字が汚すぎて何書いてあるか分からなかったはなくとです。

今回は、はなくとが好きな元野球監督の野村監督の書籍を紹介したいと思います。
野村監督と言えば、ヤクルト、阪神を優勝に導いた名監督として有名です。
そんな野村監督が『野村メモ』と題する書籍を書いたとあれば読むしかないでしょう。自身を凡人と称する野村監督が、名選手、名監督と言われるようになった要因を垣間見ることができると期待しています。

余談ですが、はなくとの母親はヤクルトレディ(?)みたいなことをしており、それが縁でヤクルトを応援するようになりました。

何か久しぶりに気持ちを込めて前振りを書いた気がしますw

1.概要(気になったところだけ)

・メモの効用
 ①記憶力を高める(経験したこと、学んだこと)
 ②観察力、思考力(発想力)を高めてくれる

・その日あったことはその日のうちにメモする。

・書いたメモは自分の中で消化する。

・分からないことは質問し、それをメモすることで財産となる。

・観察を続けることでメモは書き直される
 →過去のデータで安心しないこと。
  地道な作業を続けることは意外と難しい。

・メモの手段は自分がやりやすい方法で。

・同じものを見ていても大局的な視点で見ると違ったものが見える。

・結果よりもプロセスが大事。

・物事を考えるときはを決める。
 例 ①何を求めているのか
   ②好みは何か
   ③どのような性格か

WHYを考えることで伸びしろが変わる。
 WHY NOTも。
  例 なぜ勝てたか → なぜ負けなかったか

・8つ褒めて2つ教えるぐらいが丁度いい。

・先入観や固定観念は人の可能性を狭める。 

・人の話を聞きながらメモするコツ
 ①聞きたいことをあらかじめ準備する
 ②メモを書くことばかりに気をとられない
  相手をみる。「表情」や「間」など。
  理想は半々。
 ③相手の話を全てメモをする必要はない

・メモやデータを本気で活用する気はあるか?
 溢れている情報から必要な情報を選別する。

・データの蓄積により直観力も磨かれる。

自分の恥ずかしいところをメモすれば成長できる。
 その日にあった恥ずかしいこと、悔しいことを「忘れてはならないこと」としてメモ。

・全てをうまくやる必要はない。
 できること、できないことを自覚する。
 全てに勝たなくていいと考えると違う方法が見えてくる。

・プレッシャーに強くなるには自らプレッシャーのかかる場面に身を置くこと。

4か月ごとに小さな目標。本当の効果が表れるのは4か月目から。
 (トレーニングとか野球だけかもしれないので要検証)
 
・自分の力を伸ばすための3つの禁句
 「妥協」「限定」「満足」

・弱者の戦い方 その1
 先手必勝
 強者を倒すために何をすべきか。

・弱者の戦い方 その2
 ①全体として戦わない。個対個の戦いに持ち込む
 ②相手の弱点を知る
 ③相手の得意な形にしない
 ④戦力を集中させる
 ⑤パワー以外に生かせるものを探す(データ、機動力等)
 ⑥自分ができること、よりチームに役立つことを考える
 ⑦「勝てる」という根拠を持って挑む
 ⑧試合後にとるメモは細かく。心理状態まで。

・自分の年代にあった生き方をしているか。

・「~とは?」と問い続ける。
 自分の仕事について細かく突き詰めていけば業績を上げるための方向性が自ずと定まる。

想像、実戦、反省 の3回の経験によって他人より多くの経験値を得、判断力を磨く。

・正しい努力とは、自分の弱点を知り、改善すること。

・負けだと思わなければ、やがてそれは成功につながる。

問いかけが考えるきっかけになる。
 どうなりたいか?
 それを実現するためにはどうしたらいいか?

・リーダーは人間教育を怠ってはならない。

・メモは連想を呼び、想像力を刺激する。

2.感想

読み終わってたくさんのことをメモったことに気づきました。ここまでメモったのは久しぶりかもしれません。

メモを愚直にとりつづけることは、人生を変え得るほどの大きな効果を得られることが分かりました。最後に記載した、「メモは連想を呼び、想像力を刺激する」については大いに賛同します。個人の体験談ですが、考えや目標を書いておき、眺めているだけで、どうやって達成するか、メモに書いた文言から多くの考えが派生することが多々ありました。
紙に書き、普段から見る、ということを続けていきたいと思いました。

おしまい。

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