こんにちは。はなくとです。
今回は、落合さんシリーズの新刊です。第一弾である「落合博満 バッティングの理屈」が結構よかったので、続けて読もうと思った次第です。
タイトル的には、前回よりもビジネスライクな書籍だと思います。決断しても実行しなけりゃ、意味ないよという感じでしょうか。
1.概要(気になったところだけ)
・常勝を知るスタッフを加える
・組織は小さなピラミッドの集まり
→底辺に近づけば、1つのピラミッドの不調は他のピラミッドで補える。
ただし、ピラミッドの頂点であるトップは替えがきかないため責任は重い。
・遠近2つの距離から選手を見続ける。
・チームを進化させるには基本から。
→チームを強くするには理にかなった練習を誰よりも多く反復する。
→練習をたくさんやっても壊れない体を作るために食事と睡眠が基本となる。
・「他のチームと同じことをしていたら勝てない」の意味
→他のチームと違う練習をするのではなく、身になる練習に根気強く取り組むこと。
・一芸に秀でたければオタクを目指す。
・好奇心は自分を成長させ、感性を豊かにする
好奇心は相手の特徴を見抜くことにつながる。
悪いクセがあっても、クセを直すために他の動作に影響を与えては元も子もない。
・成功しても失敗しても声をかけない
成功 → やって当然(という信頼がある)
失敗 → 失敗した本人が一番悔しい。
・「時代遅れ」に敢えて目を向ける
どんなに科学的になっても、その時代に戻って考えるべきことはある。
・データを鵜呑みにせず、データと自分の目で確認したことをすり合わせる。
・アドバイスを受けたら「試す時間」を作る。
2.感想
今回もプロフェッショナルさが随所に滲み出ていました。一番気になったのは、「一芸に秀でたければオタクを目指す」というところです。オタクとは、何かを真剣に継続して突き詰める人、と理解しました。寝ても覚めても1つのことを考えられるかが成長の近道だとおもいました。
また、本書は最初に書いた、決断しても実行しなけりゃ、意味ないよという感じではありませんでした。自分なりに決断し実行できることが、思うがままに生きていくことになる、という感じです。「オレ流」らしい言葉です。
おしまい。