【書評】実践!タイムマネジメント研修

こんにちは。最近、やりたいことが急に増えてきたはなくとです。

今回は、「実践!タイムマネジメント研修」という書籍を紹介したいと思います。最初は紹介するつもりが全くなく読み始めたのですが、意外といい書籍だったので紹介することにしました。

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1.概要(気になったところだけ)

言語化 = 思考
 無意識の罠(クセ、習慣、思い込み)→ 自覚的な行動選択(根拠と論理、説明責任)
 ※「言語化」することで、考える必要性に気づくきっかけが生まれる
 ※「言語化」することで、必要なレベルまで十分考え抜ける

・経営資源を、最大限活用するためには、資源とその用途のマッチングが有効

・資源と用途の情報が共有され、かつ細かく分解できれば高度な能力がなくてもマッチング可

・時間の有効活用のための習慣化したい「良いクセ」
 ①大きな仕事は分解する。
 ②小さい仕事は時間を有効に使うための大切な財産
 ③十分な時間が無くても途中まで仕事をすれば確実に前進する。

・脳みそは開始から40~50分経過したときが最も働く。
  そこから先は右肩下がり。長い時間かけるのは効率が悪い。
 →ただし、リアルタイムに成果が目に見える仕事は興奮状態が継続する。
  効率がよい。そういう状態に仕事のプロセスをデザインするとよい。

  とはいえ、職種によっては危険。体が疲労に気づかず事故につながることも。

・「ひまつぶし」に時間を使っていないか?
 例えそれが仕事でも「ひまつぶし」と脳が思ってしまえば、効率は非常に悪くなる。
 無駄なルーティン(ネット見てから仕事とか)
 →手持ちの仕事を俯瞰して優先順位が分かるようにしておく。

過剰品質 ← 思い込み ← 確認不足、曖昧な指示
 →アウトプットを考えてから必要な時間を見積もる。
 →成果を上げるための最低限必要なレベルを想定し、成果に直結する+αを考える。
  ※できる限りのことをしようとしない。やるべきことをやる。
  ※足し算が得意、引き算が苦手。追加するだけでなく、削ることも大切

 →曖昧なやりとりをする
  言葉だけでは正確に表現できない(大きい円)。
  本当に言いたいこととは差が出る(大きい円の中の一部)。
  ※本当に言いたいことの中で+αを加えると付加価値となる。

・過剰品質を避ける技術
 (1)ニーズの確認
   ①曖昧な言葉(大きい円)が出たら具体例を確認する。
    →〇〇にもいろいろあるけど。例えば。具体的には。
   ②具体例から本来の範囲(大きい円の一部)に言語化しなおす。
    →つまり、ならば
 (2)必要性・重要性の評価
   必要 = 不可欠
   →それが無かったら、しなかったら目的の未達、不都合の発生につながるもの
    想定されるネガティブな事象の大きさ「重要性」の指標となる
    →説得力、提案力につながる。
     それが「なかったら」どうなるか?
  
 (2)目的の確認
     目的・目標の連鎖
      部署AがBに仕事を依頼した場合、部署Bには部署Aの本来の目的が伝わらない。
          部署A 状況 → 目的 → 手段              
          部署B 状況 → 目的 → 手段   

           →複数の部署・人をまたぐ業務では、確認できる範囲の目的しか考慮できない。
     一番はじめの目的を知ること。
     →「なぜなぜ」で確認する

・課題や問題の具体化のコツ
 禁句 → 促進、推進、強化、工場、改善、徹底、~化
      さらなる、とりあえず、できることから

 →What(どんな)種類・範囲の具体化
  How much(どのくらい)尺度・程度を具体化

・必要性の変化に気づくこと
 不要になった業務を惰性で続けずに見極めて排除。

2.感想

タイムマネジメント、と言いながらもかなり深い話があったのではないかと思います。最近、仕事で言語化・具体化を意識させられたこともあり、耳が痛いところでした。何にせよ、無料でいい本が読めたと思いました。Amazon Prime万歳!

おしまい。

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