【書評】文脈力こそが知性である

こんにちは。はなくとです。
今回は「知性」という、レベルの高いテーマを取り扱った本です。この本とは、図書館に本を返しにいったときに出会いました。ぶらぶら面白そうな本ないか探していたところ、はなくとの好きな著者の1人である斎藤孝さんが書いた本書を見つけました。「知性」と聞くと哲学者等の知的活動を生業としている人々を思い浮かべ、敬遠しがちなのですが、斎藤さんが書いたのなら。。。と思い借りてきた次第です。

1.概要(気になったところだけ)

・語彙力を輝かせるのは文脈力。
 
・知性とはつなげていく力。
 
・知的であるということは、柔軟であるということ。
 
・アウトプットを意識してインプットする。
 
・「引用」することによって他人の知性を媒介として自分の考えを表現できる。
 
・知識の土台と感覚の共有がないと話が通じない。
 
・文脈を把握するのは、状況を感知する力と理解しようとする力。
 
・因果関係はきっちり、全体構造はざっくり。
 
・空気を読む、ことは異文化の人にとっては何を考えているか分かりにくい。
 
・たくさんの経験をし、相手といい文脈を結ぼうとすることで自分の人生の文脈も開かれる。

2.感想

本書では文脈という言葉を広い意味でとらえていました。最初は「会話や本の文脈を理解する」ことかな~と漠然と思っていましたが、コミュニケーションの相手の人生経験まで広がっていくとは思っていませんでした。さすが斎藤さん!といったところでしょうか。
自分の可能性を縛らずに、世の中の文脈にのって、新しい発見や出会いをしていきたいと思います。

ちなみに本書の冒頭で「語彙力こそが教養である」という別の著作が紹介されていました。こちらの記事にも書いたように、語彙力をつけたい、と思っているはなくとにはぴったりの本だと思いました。そこで、次は「語彙力こそが教養である」を紹介したいと思います(予約済)。

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おしまい。
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