【書評】VRは脳をどう変えるか?仮想現実の心理学




こんにちは。はなくとです。
今回は、「VRは脳をどう変えるか?仮想現実の心理学」という本を読んでみました。少し前からVRが流行りかけていますが、人に与える影響についてはよく分かっていませんでした。

人体に悪い影響を与えるのか、それともうまく使えば良い影響を与えるのか?等の妄想に答えをくれるタイトルです。新しい技術に飛びつく前に、冷静に肉体や精神に与える影響を検証するのは非常に重要なことだと思います。何か悪影響があったらたまったものではないですし。おすし。

1.概要(気になったところだけ)

・一流はバーチャル空間で練習する。
 →NFLのトレーニングにVRを取り入れて効果絶大の実績。身体化認知の効果。
  
・VRが脳に与える4つのリスク
 ①暴力の行動モデリング
 ②現実逃避
 ③過度の利用(シミュレータ酔い。眼精疲労。現在は20分程度までの利用がベター)
 ④注意力の低下
  
・共感力の向上
 →対象者の視点から物事を経験し、共感しやすくなる。
 
・オーバービュー効果
 →地球を宇宙から見たときに生じる意識の変革。VRでもできそう。
・人は何かを直接自分で体験すると、それに対する見方が変わる。
 
・バーチャル消費の拡大
 →現実のモノではなく、仮想世界のモノを消費する。

・治療にも使える
 →PTSDや抑うつ。2000人以上のアメリカ兵を救った。
  苦痛を伴う理学療法をVRの利用により「楽しい」という子供。

・話相手の心拍数が見えると親密度は増す。

・仮想空間でも接触の効果は変わらない。

・仮想空間はもろ刃の剣
 →良い経験は大きくプラスに働くが、逆に悪い体験は大きくマイナスに働く。
  
・プロパガンダや情報操作に利用される可能性。
 →効果が高いからこそ、利用される可能性も高い。

・社会見学への利用

・VRに用いられるコンテンツはどのようなものであるべきか?
 ①VRである必要性を自問する。
 ②ユーザを酔わせない
 ③安全を最優先

2.感想

VR技術には大きな可能性があることが分かりました。エンタメ分野ぐらいかな~と思っていたのですが、医療にも利用できそうだ、というのは目から鱗でした。

ただ、臨場感があるからこそ、プラスの効果もマイナスの効果も大きくなる点は気になります。新しい技術をどのように使うのか、上手に使うにはどうすればよいのか?が、課題のような気がします。社会の発展のために上手に使っていきたいものです。

おしまい。




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