【書評】FACTFULLNESS

こんにちは。素直な性格であるが故になんでもすぐに信じてしまうはなくとです。

今回は、「FACTFULLNESS」という書籍を紹介したいと思います。
題名だけで推測すると、人が都合よくいじって作成した統計にごまかされない、データの読み方に対するリテラシー的なことが書いてありそうです。

タイトルをgoogle翻訳したところ「FACTFULLNESS」と表示されました。当たり前です。

1.概要(気になったところだけ)

■FACTFULLNESSとは
 ①話の中の「分断」を示す言葉(例 先進国、発展途上国)に気づくこと。
  →分断本能を抑えるには、大半の人がどこにいるかを探すこと。
 ・極端な数字の比較に注意する。

 ②ネガティブなニュースに気づくこと
  →悪いニュースの方が広まりやすい。

 ・「悪い(現在の状態)」「よくなっている(今後の方向性)」は両立する。

 ・良い出来事はニュースになりにくい。

 ・ゆっくりとした進捗はニュースになりにくい

 ・悪いニュースが増えても悪い出来事が増えたとは限らない。

 ・美化された過去に気をつける。

 ③「グラフはまっすぐになるだろう」という思い込みに気づくこと
  →グラフにはいろいろな種類がある。

 ・なんでもかんでも直線のグラフを当てはめない。

 ④「恐ろしいものには自然と目がいってしまう」ことに気づくこと。
  →リスクを正しく計算する

 ・世界は恐ろしいと思う前に現実を見る

 ・リスクは「質」「量」の掛け算で決まる。

 ・行動する前に落ち着こう

 ⑤ただ一つの数字がとても重要であるかのように勘違いしてしまうことに気づくこと
  →比較したり、割り算すると良い。

 ・80:20ルールを使う。
  →細かい項目は無視してよいかも。

 ・ひとつしかない数字は間違いのもと。必ず他のものと比較する。

 ・割り算をする。
  例)数字が大きくても「一人当たり」に直すとどうか?

 ⑥一つの集団パターンを根拠に物事が説明されていたらそれに気づく
  →分類を疑う。

 ・同じ集団の中にある違いを探す。

 ・違う集団の間の共通項を探す。

 ・違う集団の間の違いを探す。

 ・「過半数」に気づく。過半数とは?99%でも過半数。正確な数字は?

 ・強烈なイメージに注意。強烈なイメージは頭に残りやすい。

 ・自分以外はアホだと決めつけない。

 ⑦変化が無いように見えるのは変化がゆっくりだからと気づく

 ・小さな進歩を追いかける。

 ・知識をアップデートする。

 ・お年寄りに話を聞く。

 ・文化が変わった例を集める。

 ⑧ひとつの視点では世界を理解できないと知る。

 ・自分の考え方を検証する。

 ・知ったかぶりしない。

 ・数字だけに頼らない。

 ・単純な物の見方単純な答えに気を付ける。

 ・自分の得意な物の見方だけを振り回さない。
  
 ⑨誰かが見せしめとばかりに責められていたらそれに気づく。

 ・犯人ではなく、原因を探す。

 ・ヒーローではなく、社会を機能させている仕組みを見つける。

 ⑩「今すぐに決めなければならない」と感じたら、自分の焦りに気づくこと
  →小さな一歩を重ねる。

 ・深呼吸する。

 ・データに拘る。

 ・占い師に気を付ける。

 ・過激な対策に気を付ける。
  →副作用もある。

謙虚さ好奇心

2.感想

いやぁ、面白かったです。最初のクイズなんて間違いだらけでした。どれだけ自分に思い込みがあるのか思いしらされました。300ページ以上あったのですが、2時間程度で読み終わりました。これも奥様が飲み会で不在で、静かに集中できたからでしょう!

今の自分の知識は、高校までの授業がベースになっています。そのため、あまり興味を持っていない地理(?)で習った世界の人口等は、つい数年前まで「47億人」のままで止まっていました。コマメな知識のアップデートをしていかないと、若者から「おじさん」扱いされるので気を付けようと思いました。

おしまい。

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